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平成21年度松下村塾カルチャースクール

6年目になり定着した感のある鳳鳴振興会主催の「松下村塾カルチャースクール」の第1回目が平成21年6月27日 (土)午後2時から、鳳鳴記念館で開催され、今年度の第1回目は、小池昌平さん(二葉呉服店代表取締役=高校 36期)が「風呂敷は地球を救う」と題して22名が参加しました。(主催/財団法人大館鳳鳴高等学校振興会、後援/鳳鳴会)

始めに「包む」以外の風呂敷のさまざまな使い方を紹介。水を運べる最新の風呂敷では、キャンプのみならず、防災グッズとしても有効と話すと、すかさず「お値段は?」と質問があり他の風呂敷とそれほど違わないとしつつも「当店では売っていない」と笑いを誘いながら進めました。

そして風呂敷の幅の単位や縫い目、規格、正方形ではない話などの裏話を披露。奥深い風呂敷と日本の文化を学びました。
最近はエコロジーブームも手伝ってさまざまな風呂敷が登場、伝統柄とディズニーがコラボした風呂敷など多種多様なものがあり、参加された皆さんも普段からその楽しみを味わっているようでしたが、お店のホームページで紹介している「風呂敷つつみ方」の小冊子をテキストにさまざまな包み方の実習になると皆さん真剣にメモをとっていました。

1回だけ結ぶ方法。風呂敷より長いものを包む方法。風呂敷2枚を連結する方法などを紹介した上で、風呂敷を包む醍醐味は「瓶」だと話す小池さん。「ガラスはほぼ100%リサイクル可能がフリースになるといったリサイクルとは本質的に違う。」と環境負荷が格段に違うものであることをアピール。

更に面白いものとして、スイカの包み方(格好いい方法と、簡単な方法)や先輩から「熱い缶コーヒーを買って来い」と言われても小風呂敷があれば3本でも持てると、自身の使いっ走り経験?から編み出した話なのか、風呂敷1枚持っていればとにかく役に立つと面白可笑しく続けます。

小池さんは伝統的な包み方のほか、独自に考案した包み方も披露し、スーパーでもマイバッグの代わりに使うことを勧め、レジ袋1枚で二酸化炭素8g。31リットルに相当するため、空気中の比率を考えると風呂1杯以上の空気を奇麗に保てる。生活に無理なエコロジーよりもいいのではないかと締めくくりました。

二葉呉服店さんのサイトはこちら

なお今後の予定は下記の通りです。

第2回 7月18日(土) 「大館のこれから」 講師:小棚木政之
特定非営利活動法人ひととくらしとまち大館ネットワーク事務局長
第3回 9月26日(土) 「ひばりデビューは事件であった。」 講師:永井高道
大館鳳鳴高校職員
第4回 10月17日(土) 「計算を使った脳トレーニング」 講師:星野滋
大館鳳鳴高校職員
第5回 11月7日(土) 「クリスマスに向けての和菓子を作ろう」 講師:樋口博美
お菓子処ひぐち代表取締役
第6回 11月28日(土) 「身近におられる仏様達」 講師:工藤智教
遍照院住職