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岩木山遭難慰霊歌

山岳部岩木山遭難(昭和39年)の慰霊歌2曲が同期生(高17期)らによって制作され、19年度に鳳鳴会に寄贈されました。(掲載に時間が掛ってしまったことをお詫び申し上げます。)

『岩木山哀歌(エレジー)?若き岳人(がくと)に捧げる鎮魂歌(レクイエム)?』

作詩:木村 繁美(高17期)/作曲:後藤惣一郎
歌:柴田志保子ピアノ伴奏:神保温子

13.5MB 13.5MB

 

 

1) 北の大地に仰ぎ見る
津軽の岩木山(やま)に登りたる
若き岳人(がくと)は悲しくも

雪を枕に眠るとて
ああ君は還らん我が家に

ああついに還らん永久(とこしえ)に
2) 岳友(とも)を捜して風雪の
津軽の岩木山(やま)に父母の
君の名を呼ぶ声聞こえるか

高き雄叫び木霊して
ああ鳳凰(おおとり)飛んで伝えてよ

ああ遥かな山路君いずこ
3) 神に希(ねが)いて天上の
津軽の岩木山(やま)に会いに来て
君と語らん思い出の

在りし日のこと山のこと
ああ後の遺訓(おしえ)に人の為

ああいつまでも永遠(とわ)の世に 


『ああ、友よ』 

作詞・作曲:小八木孝司(大商高卒)/編曲:佐々木知子
歌:松山尚/ピアノ伴奏:桜井純子

24.1MB 24.1MB

少年のまま変らずに
あどけない笑顔を見せて
今も僕のこの胸に語り掛ける友よ
あれから何年が過ぎたろう
君の眠る岩木山、春の陽射しが穏やかに
あの日の涙が嘘のよう
ああ友よ、懐かしい友よ
こだまする鳳凰の鳴声、君の囁きか

十六、七の短い
山を翔けた青春
抱いた夢は儚くも、残した足跡いつまでも
父よ、母よ、お元気で
心優しい君だから、青く澄んだこの空で
故郷(ふるさと)を見つめ、想うだろう
ああ友よ、素晴らしい友よ
清らかな残雪に、君の面影が

 

幼き精霊(みたま)よ安らかに
白い闇は今はない
力の限り生き抜いた、君の勇気を忘れない
ああ友よ、素晴らしい友よ
鳳凰のように羽ばたくは、君の幻
鳳凰のように羽ばたくは、君の姿