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『0/DATE』始まる

(大館から本物の看板を持ち込み、「正札竹村」がアートに)

 鳳鳴出身の中村政人氏(高校33期・アーティスト)、石山拓真氏(高校48期・デザイナー)、普津澤画乃新氏(高校56期・漫画家)によるプロジェクト『0/DATE』(ゼロダテ)が、東京神田で1月27日から始まりました。

 会場を訪れたとき、石山氏が最終の展示作業をしているところで、中村氏、普津澤氏は徹夜で作品を仕上げたということで仮眠を取っているとのことでした。

 準備作業が一段落した頃から来場者も増え、職場旅行の途中で立ち寄ったという大館からの一行をはじめ、東京近郊の同窓生だけではなく、大館や秋田から足を運んだ人、外国の方など、年や性別、国を越えて、作品を通じて大館への想いを感じた多くの人たちで会場は賑わい始めました。

 日が傾き始めた17時過ぎ、中村氏の手で会場入口に置かれた「正札竹村 中町口」の看板に明かりがともされました。5年半もの歳月を経て、大館から遠く離れた地で再び明かりがともる日が来るとは…。18時を回り、会場を人が埋め尽くす頃、オープニングパーティがスタート。大館から直送の材料によるきりたんぽや比内地鶏、お酒など大館の味が振舞われました。人によっては懐かしの味であったり、初めて食する大館の味であったりと、それぞれが大館の味を堪能しているようでした。時間とともに鶏の脂とお酒によって口のすべりもよくなり、作品や大館のことを熱く語り合う姿をあちこちで見かけるようになりました。

 いい具合に盛り上がったところで3氏によるアーティストトークが行われ、3人の出会いからユニット結成までのエピソードや、今回の『0/DATE』への想いなどが熱く語られました。

 なお、『0/DATE』につきましては下記ホームページをご覧ください。

http://www.zero-date.com/

会期:2007年1月27日(土)?2月17日(土)

12:00?19:00

ただし日・月・祝日は休廊

会場:プロジェクトスペースKANDADA

東京都千代田区神田錦町3?9 精興社1F

●トークディスカッション:2月10日(土)

映画「好きだ、」の石川寛監督を迎え大館についてディスカッションを開催