preload
1月 03

平成24年もカウントダウンに入った12月28日(金)、鳳鳴を卒業した若手音楽家らによる「鳳鳴響友会」の初めての演奏会「森吉の嶺 音楽会」が大館市民文化会館中ホールで開催され、悪天候にもかかわらず200名を超える来場者が個性あふれる演奏や歌を楽しみました。

この会を企画したのは代表の平泉奏さん(56期・洗足学園音楽大学卒)。音大生による同郷出身者の演奏会が全国各地で開催される中、県内でそうした試みが少なく、「故郷の音楽文化に貢献できたら」と考え若手音楽家に声をかけて実現。(ステージマネージャーは58期石田雅大さん)

年末の慌ただしい夕方ながら、開演の18時に合わせて続々と来場者が集まり、平泉代表の軽快なトークで開会。藤田真千子さん(60期・洗足学園音楽大学大学院1年)のフルート、秋野紗良さん(鳳鳴3年生)のヴォーカル、三浦礼さん(61期・岩手大学4年)のトロンボーン、村上瑠衣さん(52期・昭和音楽大学大学院修了)のピアノとテンポよく演奏が進みました。平泉代表は曲が出来た時代背景と大館の歴史などを織り交ぜながら紹介、馴染みのない曲でも関心を持って聴くことが出来ました。

後半は、田口諒也さん(58期・昭和音楽大学卒)による打楽器の演奏。田口さんは地元で大館珈琲館でバリスタを務められている傍ら音楽療法士としても活躍されており、ファンの方が前列の席を陣取って応援していました。平泉さんは作曲家でもあり、自作曲を村上さんがピアノ、藤田さんがフルートで演奏しました。曲の素晴らしさは当然ながら「芸の力で地域を盛り上げていきたい」というMCを頼もしく感じました。最後は保坂悠紀さん(56期・国立音楽大学卒業)によるピアノ演奏。

会場からは大きな拍手が贈られましたが、私も含め何よりも故郷を思うその心と技に感動したのではないかと思います。

演奏会終了後、平泉代表に感想を尋ねるとお客さんが入ってくれるかギリギリまで心配されたようですが、それも杞憂に終わり、次回は夏か?冬か?、いずれにしても企画して多くの方に聴いていただきたい、と満足感で満ちあふれた表情でした。

これからも若い同窓生の活動を応援していきましょう!

 

コメントを追加